日本にはたくさんの山林がありますが、そのうちの約4割が人工林となっています。 これらの人工林は、先人達による造林、下刈り、間伐など、膨大な手間と時間をかけて造成されてきました。
現在、日本の人工林に生えている木々は、半数が50年を超えた木です。 森林資源としてはかつてないほどに充実しているものの、海外からの木材の輸入などを理由に、 十分に活用されているとは言い難いのが実状です。
人の手により苗木が植えられ造林されている林。 工業・建築材料に適した木が植えられている。
間伐後の視察。運搬車で山上まで移動中
植林後5~8年目のスギ
伐採され集積された木材
山林は、二酸化炭素を吸って酸素をはき出すため、地球温暖化防止の一助を成しています。 また、動植物の保護や、木材の物質生産、雨水を蓄え洪水を防ぐなど、人々の暮らしを守るさまざまな役割も担っています。
また日本では、古くから住宅や家具等の材料と木材が用いられ、その香りや手触り、足触りは人に「心地よさ」をもたらします。 研究では、木材に手で触れると他素材と比べ、脳も体もリラックスすることが分かっています。
豊かな山林は、私たちにたくさんの恩恵をもたらしますが、 そのためには「木を育て、伐(き)り、使い、植える」という森林の循環と、間伐や伐採後の再造林等、 荒れた山林を作らないための管理が必要です。
山林が荒れると、太陽の光が当たらなくなり生物が住まなくなります。 山の土が固くなり、木も根を張ることができないので、成長できずに枯れてしまいます。 その結果、洪水や土砂崩れが起こったり、ひいては地球温暖化をもたらすなど、さまざまな問題を引き起こします。
植林後3年目のスギ
木を育てる。クマによる食害を防ぐため、幹を熊の体長分ネットで保護
重機を使い、成長した大きな木を伐採する様子
伐採した木を運搬車で運び集積。トラックで運搬する。
辻󠄀不動産株式会社では、人々の暮らしを守る山林の大切な機能を将来に亘り発揮し続けるため、 長年培ってきた知識と技術を活かし、安定した山林経営と適正な山林管理および山林調査を行い、 環境保全と未来へつながる豊かな山林づくりに取り組んでいます。 山林のことなら何でもお任せください。
3本の幹が立っているが根本は1本の長年山林を見守ってきた立派な一本スギ。
秋田の森林所有者とその組織する12の森林組合の連携のもと、地域の林業振興に取り組んでいます。 森を育み、森の恵みを得て、人の力を森に還すため、地域と森のつながりを大切に活動しています。